2022年9月12日 / 最終更新日時 : 2022年10月18日 colife3 コラム 和室について / 自然の「観賞」と「観照」 Japanese Room 和室という室名が使われ出したのは実は最近で昭和に入ってからのことのようです。その原型は鎌倉時代に生まれた武家社会の書院にあると言われます。中世の武家社会はそれまでの貴族社会にはない自由と平等の文化がありました。そしてそれは隠遁僧たちによって大地に根付く人々へ伝えられた日本の仏教によって成熟させられて、今に伝わります。
2022年8月22日 / 最終更新日時 : 2022年9月6日 colife3 コラム 間取りについて 日本特有のものづくり規格システム 日本で住宅を考えたことがある方なら「間取り」はご存知ではないでしょうか?畳の大きさを基準にした部屋の広さを説明するこのツールは、平安時代からの大工に受け継がれて洗練されてきた規格化された工事システムであり、世界に類を見ない技術です。現代住宅産業も1960年代にこれによりマスカスタマイゼーションを40年先取りしています。
2022年8月19日 / 最終更新日時 : 2022年8月24日 colife3 コラム 生き方 を あらわすための メディアとしての建築 私たちは衣服のことはすごく気にする。それは服がメディアであり、メッセージを発していると自覚しているからだ。しかし自分たちのまわりの建物に、そこまで自覚的だろうか?常に公けの場にさらされているにも関わらず。 古くは古墳やピラミッドなどの墓所にしても、お寺や教会にしても、建物はメッセージを発するためにつくられていた。
2022年7月15日 / 最終更新日時 : 2022年8月24日 colife3 すべて Farm House of Wind and Fire 愛媛県松山市郊外の農家住宅。自然農法を取組むクライアントはこれからの地域農業の方向性を示す建築を望まれた。私たちは彼らの農業の取り組みに学び、まず地域の自然を読み解いた。そこから見えてきたのは時に自然に寄り添い、時に自然を手繰り寄せる人と自然の関係性だった。私たちはそれを風と火という二つの自然の要素を軸に設計を進めた。
2022年6月16日 / 最終更新日時 : 2022年6月20日 colife3 コラム 四国の気候と地形 雨が多い高知と雨が少ない高松 四国の気候の面白いのは、日本でも有数の年間3000㎜を超える降雨地帯と日本で有数の年間1000㎜程度の少雨地帯が隣り合って存在しているところです。この結果を導いている仕組み・構図はその巨大版・世界版である世界の屋根ヒマラヤ山脈の地形と地球の動きが原因となっています。
2022年5月8日 / 最終更新日時 : 2022年7月19日 colife3 コラム 四国のお祭り・民俗芸能 四国の文化の多様性 四国と言えば、お遍路さん、四国八十八ヶ所霊場のイメージで、一つの文化圏のように捉えてしまいがちですが、徳島の阿波踊り、高知のよさこい祭りと地域ごとに特徴を持ったお祭りや民俗芸能があります。 里神楽、太 […]
2022年4月24日 / 最終更新日時 : 2022年6月15日 colife3 コラム 秩序と模倣すること 自然現象と生物進化とテクノロジーの関係 物質の現象/自然現象が存在しているということは、循環する時間が存在する。 生物はその循環する時間に新しい関係性、世界を付与してきた。 ヒトは新しい関係性の編集の仕方を生み出した。しかしヒトは気をつけなければならない。その編集力によって織物がズタボロに破れて、循環の輪が千切れて発散してしまわないように。
2020年2月23日 / 最終更新日時 : 2020年2月27日 colife3 コラム 風と水の間の家 新建築住宅特集 2020年3月号掲載 新建築社は1925年(大正14年)の創業の、老舗建築雑誌社です。住宅特集は日本で建築家、建築家に住宅を頼もうと考えている人に最も良く購読されている雑誌の一つです。今回、掲載頂いたのは 私が前職退所後 松山に来て はじめて […]
2020年2月20日 / 最終更新日時 : 2022年8月29日 colife3 すべて 風と水の間の家 House of wind and water in the old town 街に閉じ、自然へ開く暮らし 敷地は石鎚山脈と瀬戸内海に挟まれた平野部の古くからの住宅密集地にある。クライアントはこれから高齢期を迎える終の棲 […]
2020年2月19日 / 最終更新日時 : 2022年7月19日 colife3 すべて 風と水の丘 mount of wind & water 2017年 伊予西条糸プロジェクト住宅設計コンペティション 愛媛県西条市で2017年に「糸プロジェクト実行委員会」主催、「新建築社」後援、「東京大学隈研吾研究室」協力で行われた、9組の設計者を選ぶ設計実施コンペ。325組 […]