Photo by miyahata shuhei
海と青石の木組み・木積み 佐田岬の地形と自然からイメージした木製家具
海崖をイメージした直線を主体としたデスク リアス式の湾をイメージした曲線を主体としたカウンター オフィスの家具の設計のプロジェクト。敷地は佐田岬の先端に位置する愛媛県伊方町三崎の支所内。クライアントは地元出身のITベンチャーを東京で立ち上げた経営者、過疎化が進む地元の雇用促進のためのサテライトオフィスを役場支所の未利用スペースに開設する。クライアントは地元の木材を利用した家具を希望されていた。 内装設計は別の設計事務所が担っており、役場支所の未利用スペースを使うという設計条件から「focus/集 ...
プロジェクト:三津浜 三世代食堂 こども食堂を通した古い商店街の結び目づくり
三津浜三世代食堂:相関図 砂州をもとに広がった三津浜の町に様々な背景の人たちが集まっている 敷地は松山市三津。江戸時代には松山藩の藩港が置かれ、物流の中心地として栄えました。その後、港の主要機能は他へ移転していきましたが、戦前には商店街機能が整備され、1970年代あたりまでは活発に商工機能が維持されました。地域の燃料が石炭から石油へと切り替わり、スーパーマーケットの台頭、車社会化の進展とともに衰退が本格化し、人口流出に歯止めがかからず現在では松山市の中心地域のなかでも少子高齢化が進んでいる地域に ...
納屋 みずと木とひ|木・炭素の循環のかたち、背板の建築利用を通して
A barn made of water, fire, sun, and wood | Through the shape of the wood/carbon cycle and the architectural use of slab wood 本計画は自然に寄り添い、また自然を手繰り寄せ、地域の自然循環の一部となることを目指した、大きな風洞の内部空間と焼杉の外観をもつ「風と火と農家住宅」の 納屋 の計画である。数年後の事業拡大の大型施設への設備投資までの過渡期の施設であり、機能移転後は改 ...
うごく木のわ|里山・山村とまちをつなぐ軽トラの木箱
WA(わ) of moving wood link of moving wood, cycle of moving wood, relationship of moving wood. (WA(わ) : 環、輪、和) 街と山を軽トラックに載せた木箱がつなぐ photo studio colife3 紅葉の山でのワークショップの様子 クライアントは愛媛県内子町できらない林業/森の入り口づくりをコンセプトに地域の林業の活性化を目指す地元企業。以下の用途に対応する移動ワークスペースが求められた。1.山 ...
風と火と農家住宅|自然に寄り添い、自然を手繰り寄せる暮らし
愛媛県松山市郊外の農家住宅。自然農法を取組むクライアントはこれからの地域農業の方向性を示す建築を望まれた。私たちは彼らの農業の取り組みに学び、まず地域の自然を読み解いた。そこから見えてきたのは時に自然に寄り添い、時に自然を手繰り寄せる人と自然の関係性だった。私たちはそれを風と火という二つの自然の要素を軸に設計を進めた。 ...
風と水の丘 mount of wind & water
住戸街区を北東から俯瞰でみる。海側に開いた開口部が並び、緑化された屋根が連なる。奥には家庭菜園の農地。 2017年 伊予西条糸プロジェクト住宅設計コンペティション 愛媛県西条市で2017年に「糸プロジェクト実行委員会」主催、「新建築社」後援、「東京大学隈研吾研究室」協力で行われた、9組の設計者を選ぶ設計実施コンペ。325組(応募493組)から最終審査の17組まで選ばれる。 コンペが行われた西条市は うちぬきと呼ばれる地下水が豊富で、水道を地下水ですべてまかなう地域があるほどである。その一方で急傾 ...