「和室」という言葉はいつ生まれたのか?なぜ生まれたのか? 「和室」という言葉は、その言葉の響きから連想出来るように洋室という西洋のスタイルが明治時代に入ってきてから生まれたものです。「和室学」という本の中で大分大学の鈴木義弘教授が明らかにしているところによると、具体的に「和室」という言葉が現れ始めた ...
日本で住宅を建てようとする人は一度は「間取り」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。間取りは賃貸で住宅を借りる時にも出てくるし、住宅業界ではお施主様がご自身で間取りを描いていらっしゃることを珍しくはありません。 しかし恥ずかしながら、私は大学を卒業して大学院まで出て、建築事務所に入って、 ...
メディアとしての布 日本の江戸文学・江戸文化研究家の田中優子さんの著作に「布のちから」という本がある。そのなかに、「メディアとしての布」という文章がある。 そこではインド独立の父、マハトマ・ガンディーのカーディという手織りの布地が取り上げられている。南アフリカからインドに戻ったガンディーはアーマダバ ...
四国の気候の面白いのは、日本でも有数の年間3000㎜を超える降雨地帯と日本で有数の年間1000㎜程度の少雨地帯が隣り合って存在しているところです。この結果を導いている仕組み・構図はその巨大版・世界版である世界の屋根ヒマラヤ山脈の地形と地球の動きが原因となっています。 NASA / DSCOVR: E ...
四国の文化の多様性 四国と言えば、お遍路さん、四国八十八ヶ所霊場のイメージで、一つの文化圏のように捉えてしまいがちですが、徳島の阿波踊り、高知のよさこい祭りと地域ごとに特徴を持ったお祭りや民俗芸能があります。 里神楽、太鼓祭り/ちょうさ、浄瑠璃・歌舞伎、太刀踊り、阿波おどりの5つが他に比べて広く分布 ...
循環と生物
ものごと/現象をもう一度、再現すること。真似ること。コピー/模倣すること。 これが世界/秩序-リズムを作り出すための基本的な条件だと考える。 世界は「もの」と「もの」のあいだに関係「こと」をつくりだすことで、生まれてくる。 ■物質の現象のリズム 太陽が海水を暖めて、水は水蒸気となり軽くなり上空へ向か ...
風と火と農家住宅_wallpaper*
wallper* https://www.wallpaper.com/architecture/farm-house-of-wind-and-fire-takeshi-ikeuchi-japan 風と火と農家住宅がイギリスのライフスタイルマガジン、wallpaper*のweb版に掲載頂きました。 w ...
新建築社住宅特集2021年6月号 風と火と農家住宅 掲載 風と火と農家住宅 2019年8月から設計・工事を進めてきていた農家さんの住宅、風と火と農家住宅、が新建築社住宅特集(2021年5月19日発売)に掲載されました。建築主は愛媛県旧松山市で唯一の30代のお米農家さんで、私たち建築家の目線からみると ...
変化する人の社会 ヒトは特別な動物なのだろうか? 近代化/工業化以降、ヒトの集まりである”社会”は自然から独立した世界観を構築し、急激な自己の拡張を経験した。他の動物にはない高度な知能をもって、さまざまな道具の発明をし、地球の資源を枯渇させようかと迫るくらいに繁栄を極めている。その一方で、その”社会 ...
新建築住宅特集2020年3月号に「風と水の間の家」が掲載されました。
新建築社住宅特集2020年3月号表紙 新建築社は1925年(大正14年)の創業の、老舗建築雑誌社です。住宅特集は日本で建築家、建築家に住宅を頼もうと考えている人に最も良く購読されている雑誌の一つです。今回、掲載頂いたのは 私が前職退所後 松山に来て はじめて竣工した仕事でもあり、大変うれしい知らせと ...