脳から 個性 と あこがれ を見直す、自分たちに馴染む家づくりとは?
なぜ多くの人が「もっと狭くてよかった」と思うのか? – 家づくりの見えない落とし穴 松山市で住宅を建てられて長年住んでこられた方々にお話を伺う機会があり、ヒアリングをした結果、共通しておっしゃっていた回答が「家がもっと狭 […]
愛媛の木と気ごころの動くコンテナプロジェクト
Trees, Weather, Feelings and Energy Container Project in Ehime クライアントは災害時の復興住居への転用が可能なコンテナによるトレーラーハウスの開発を望んでいら […]
高気密高断熱 の建物で窓を開ける 風通し は効果があるのか?
気密断熱 が良くて、 風通し が良い家に住みたい、ということを設計をやっているなかでご要望を受けることがあります。快適な環境というイメージでは近しい関係にあるように思える「断熱」と「風通し」、実は大きく方向性の異なるもの […]
山林 / 薪 で地域エネルギー自給はできるのか?-年間成長量と暖房給湯熱量の比較から
山林が 薪 を生み出す力 自然に寄り添ったまちづくりを考えたいという方と話をする機会を得ると、度々、地域の 山林 の 薪 でエネルギーを 地域自給 をすることは出来ないのか?という質問を頂くことがあります。私としてはライ […]
林業を知る, 木材 を使う -愛媛県、日本の林業の歴史・特徴を見ながら
「森林飽和 著:太田猛彦」によると、日本の山林は300-400年ぶりに青々と茂った状態になっているそうです。大きな変化となったのは1960年代に木材の輸入の自由化・燃料の石油化です。日本は東南アジアなどの木々を製紙産業の […]
愛媛・松山で自然の 風 を利用する暮らし方-環境を読み、風の道をつくる
自然の風を利用した 風通し の良いパッシブな暮らしを実現しようとするには、その場所の 風 がどのように流れているのか?をしっかりと把握することが大事です。他の地域から移住してきた場合、その地域の卓越風がどのようになってい […]
和室について / 自然の「観賞」と「観照」の違い、文化・宗教と建築の歴史を通して
和室という室名が使われ出したのは実は最近で昭和に入ってからのことのようです。その原型は鎌倉時代に生まれた武家社会の書院にあると言われます。中世の武家社会はそれまでの貴族社会にはない自由と平等の文化がありました。そしてそれは隠遁僧たちによって大地に根付く人々へ伝えられた日本の仏教によって成熟させられて、今に伝わります。
工務店とハウスメーカーと建築家はなにが違う? 間取りと図面を違い・戦後住宅史を通して
日本で住宅を考えたことがある方なら「間取り」はご存知ではないでしょうか?畳の大きさを基準にした部屋の広さを説明するこのツールは、平安時代からの大工に受け継がれて洗練されてきた規格化された工事システムであり、世界に類を見ない技術です。現代住宅産業も1960年代にこれによりマスカスタマイゼーションを40年先取りしています。
生き方 の メディアとしての建築 / Architecture as media
私たちは衣服のことはすごく気にする。それは服がメディアであり、メッセージを発していると自覚しているからだ。しかし自分たちのまわりの建物に、そこまで自覚的だろうか?常に公けの場にさらされているにも関わらず。 古くは古墳やピラミッドなどの墓所にしても、お寺や教会にしても、建物はメッセージを発するためにつくられていた。
風と火と農家住宅|自然に寄り添い、自然を手繰り寄せる暮らし
愛媛県松山市郊外の農家住宅。自然農法を取組むクライアントはこれからの地域農業の方向性を示す建築を望まれた。私たちは彼らの農業の取り組みに学び、まず地域の自然を読み解いた。そこから見えてきたのは時に自然に寄り添い、時に自然を手繰り寄せる人と自然の関係性だった。私たちはそれを風と火という二つの自然の要素を軸に設計を進めた。