松山の風にはどのような特徴がありますか？

夏は瀬戸内海特有の海陸風による昼の海風と夜の山風が特徴的です。気象庁の気象台のある持田町では海風は主に西側から、山風は北東側から吹いてきますが、市内の場所によって平野・河川や山との関係によって変わってきますので地形を読んで風の流れを考えるのが良いです。

自然の風を建物に取り込む方法としてどのような方法がありますか？

一番シンプルな方法はその場所の風が吹いてくる方向を把握した上で、その向きとその反対側にそれぞれ窓を設けて、風の通り道を建物内につくることです。風の向きに窓を設けることが難しい場合はウィンキャッチャーと呼ばれる袖壁などを設けて、風を室内へ導く工夫もあります。敷地が狭く、周囲が建物で密集していてそういった工夫が難しい場合は、吹抜けや坪庭を設けて、緩やかな空気の動きをつくりだし、換気を促進させるという手段があります。