雨の少ない愛媛と香川の水の知恵とランドスケープデザイン
伊予/愛媛と讃岐/香川は全国的に見ても雨が少ない地域となっています。これは「雨が多い高知と雨が少ない高松 四国 の気候と地形と建築」で書いたように四国山脈の雨陰地帯となっていることが影響しています。西日本一の高さを誇る石 […]
Book review: 日本人はどのように森をつくってきたのか 著:コンラッド・タットマン 訳:熊崎実
日本の森林史の通史をアメリカの歴史学者がまとめたもの。訳者によると、各論の詳細な研究や論文、書物は豊富に揃っているが、それを通史としてまとめたものはこれまでなかったそうであり、その点でこの本が重要な価値を森林学のなかで持 […]
Book review: White shift 白人がマイノリティになる日 エリック・カウフマン (著), 臼井 美子 (翻訳)
原著:2018年 翻訳版:2023年 出版社:亜紀書房 ページ数がすごい、本が重い。上下巻で出してもらっても良い、盛りだくさんの内容がぎっしり詰まっている。そして、普段触れる機会の少ない価値観が盛りだくさんなので、根気よ […]
Book review 商店街はなぜ滅びるのか 著:新 雅史
現在ではシャッター通りと化して、その賑わっていた頃の様子が想像出来ない商店街も全国には数多くあるように思うが、その商店街という仕組みが日本の小売や流通のあり方、そして国の施策に大きく関わるなかで生まれて衰退したことを、良 […]
山林 / 薪 で地域エネルギー自給はできるのか?-年間成長量と暖房給湯熱量の比較から
山林が 薪 を生み出す力 自然に寄り添ったまちづくりを考えたいという方と話をする機会を得ると、度々、地域の 山林 の 薪 でエネルギーを 地域自給 をすることは出来ないのか?という質問を頂くことがあります。私としてはライ […]
林業を知る, 木材 を使う -愛媛県、日本の林業の歴史・特徴を見ながら
「森林飽和 著:太田猛彦」によると、日本の山林は300-400年ぶりに青々と茂った状態になっているそうです。大きな変化となったのは1960年代に木材の輸入の自由化・燃料の石油化です。日本は東南アジアなどの木々を製紙産業の […]
愛媛・松山で自然の 風 を利用する暮らし方-環境を読み、風の道をつくる
自然の風を利用した 風通し の良いパッシブな暮らしを実現しようとするには、その場所の 風 がどのように流れているのか?をしっかりと把握することが大事です。他の地域から移住してきた場合、その地域の卓越風がどのようになってい […]
地方の 商店街 とはなにものか? the perspective of Japanese distribution
今、コンビニに社会インフラとしての役割が求められているということは? 満薗勇 氏による「日本流通史」、「商店街はいま必要なのか「日本型流通」の近現代史」によると、20世紀の日本の流通の歴史を見ていく上で 商店街 が非常に […]
マイホームからホテルライクへ、変わる住宅産業の価値観
ホテルライク という不思議な言葉 この数年、地方都市の松山での戸建ての住宅設計でも ホテルライク ]という言葉を良く耳にするようになった気がします。これまでこの言葉の意味は単なる高級志向な雰囲気を住宅の中に持ち込みたいと […]