エリノア・オストロムの「コモンズのガバナンス」を読む
コモンズのガバナンス 人びとの協働と制度の進化 著:エリノア・オストロム 訳:原田禎夫、斎藤暖夫、嶋田大作(原著:1990年、翻訳:2022年、晃洋書房) ノーベル経済学賞を受賞したエリノア・オストロムの著作。 「コモン […]
Book review: 利己的な遺伝子、利他的な脳 著:ドナルド・W・パフ 訳:福岡 伸一
本書の興味が惹かれたところは、 ①利他的な行動を実行するまでの脳で起きている手順を丁寧に解説してくれていること ②その利他的な行動がセックスから子育てという社会的行為から発展してきていること ③そして汚職やギャング行動も […]
Book review: 動物が幸せを感じるとき 新しい動物行動学でわかるアニマル・マインド 著:テンプル・グランディン、キャサリン・ジョンソン 訳:中尾ゆかり
動物が幸せを感じるとき 新しい動物行動学でわかるアニマル・マインド 著:テンプル・グランディン、キャサリン・ジョンソン 訳:中尾ゆかり原著:2009年 翻訳:2011年 出版:NHK出版 動物学博士にて、幾多の動物の処理 […]
Book review: 森林飽和 国土の変貌を考える 著:太田猛彦
緑で青々と茂った日本の山々が作り出す風景、実はこの風景は400年ぶりの状況だったとしたら、信じられるだろうか?そして海岸線に広がる砂浜と松林、これも400年前からの山々から緑が失われていっていた過程によるもので、緑が戻っ […]
Book review: 日本人はどのように森をつくってきたのか 著:コンラッド・タットマン 訳:熊崎実
日本の森林史の通史をアメリカの歴史学者がまとめたもの。訳者によると、各論の詳細な研究や論文、書物は豊富に揃っているが、それを通史としてまとめたものはこれまでなかったそうであり、その点でこの本が重要な価値を森林学のなかで持 […]
Book review: White shift 白人がマイノリティになる日 エリック・カウフマン (著), 臼井 美子 (翻訳)
原著:2018年 翻訳版:2023年 出版社:亜紀書房 ページ数がすごい、本が重い。上下巻で出してもらっても良い、盛りだくさんの内容がぎっしり詰まっている。そして、普段触れる機会の少ない価値観が盛りだくさんなので、根気よ […]
Book review 商店街はなぜ滅びるのか 著:新 雅史
現在ではシャッター通りと化して、その賑わっていた頃の様子が想像出来ない商店街も全国には数多くあるように思うが、その商店街という仕組みが日本の小売や流通のあり方、そして国の施策に大きく関わるなかで生まれて衰退したことを、良 […]