脳から 個性 と あこがれ を見直す、自分たちに馴染む家づくりとは?
若いときはスペシャリスト、年を取るとゼネラリスト

MBTIでは若いときはスペシャリストを目指し、年を取るにつれて人は主機能以外のサブ機能や劣位機能の能力も高めたゼネラリストを目指すようになると考えられています。これは若い時には主機能と一つのサブ機能という判断と知覚のワンセットを極めていくことで意思決定や感情の抑制する術を身につけていくのに対して、
年を取るにつれて、さまざまな人と関わるようになるため、そして主機能の能力をより高めるための土台作りとして、もう一つのサブ機能や苦手な機能の能力を身につけていくからであり、もう一方で老化とともに主機能の衰えから全体的なバランス型へと向かうためだと考えられます。
そして農村の自給自足的なものから市場経済化された家庭に残されている家事・育児という領域こそ、ゼネラリストとしての能力が重要になる領域です。これは「料理」や「片付け」という生活の基本となる行動を見ればよくわかります。そして言葉以上に表情やしぐさといった非言語コミュニケーションの塊である子どもたち や 仕事や人間関係で疲れたパートナーとの対話もまた現代社会では特にゼネラリスト的能力が問われる部分でしょう。このように私たちは時と共に変化していきます。しかしその変化は連続的なものであり、私たちの性質は変化しますが、そこには過去の蓄積の上に成り立つ連続性があることも理解しておく必要があります。
だからこそ、家づくりをする時には
建築家や設計者に対して、もしくは、彼らと一緒に、自分たちの個性を見つけて、理解し合うことが大切になります。今回はMBTIをはじめとした性格診断や認知テストの方法を紹介しましたが、その道はさまざまにあり、自分に合った道をぜひ探して、幸せや喜びを感じながら、ぜひ家づくりを楽しんでください。
関連情報
参考図書
1あこがれのプロセスで変わる後悔の質 2片付けからみる個性 3MBTIタイプ別のLDKのかたち・空間デザインの好みの傾向 4MBTI タイプごとの家具レイアウト例 5若いときはスペシャリスト、年を取るとゼネラリスト
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