脳から 個性 と あこがれ を見直す、自分たちに馴染む家づくりとは?

若いときはスペシャリスト、年を取るとゼネラリスト

スペシャリスト・ゼネラリスト

MBTIでは若いときはスペシャリストを目指し、年を取るにつれて人は主機能以外のサブ機能や劣位機能の能力も高めたゼネラリストを目指すようになると考えられています。これは若い時には主機能と一つのサブ機能という判断と知覚のワンセットを極めていくことで意思決定や感情の抑制する術を身につけていくのに対して、

年を取るにつれて、さまざまな人と関わるようになるため、そして主機能の能力をより高めるための土台作りとして、もう一つのサブ機能や苦手な機能の能力を身につけていくからであり、もう一方で老化とともに主機能の衰えから全体的なバランス型へと向かうためだと考えられます。

そして農村の自給自足的なものから市場経済化された家庭に残されている家事・育児という領域こそ、ゼネラリストとしての能力が重要になる領域です。これは「料理」や「片付け」という生活の基本となる行動を見ればよくわかります。そして言葉以上に表情やしぐさといった非言語コミュニケーションの塊である子どもたち や 仕事や人間関係で疲れたパートナーとの対話もまた現代社会では特にゼネラリスト的能力が問われる部分でしょう。このように私たちは時と共に変化していきます。しかしその変化は連続的なものであり、私たちの性質は変化しますが、そこには過去の蓄積の上に成り立つ連続性があることも理解しておく必要があります。

だからこそ、家づくりをする時には

建築家や設計者に対して、もしくは、彼らと一緒に、自分たちの個性を見つけて、理解し合うことが大切になります。今回はMBTIをはじめとした性格診断や認知テストの方法を紹介しましたが、その道はさまざまにあり、自分に合った道をぜひ探して、幸せや喜びを感じながら、ぜひ家づくりを楽しんでください。

関連情報

高気密高断熱 の建物で窓を開ける 風通し は効果があるのか? | Studio colife3

気密断熱が良くて、風通しの良い家に住みたい、という要望を頂くときがあります。恒温動物のように一定の室温を目指す気密断熱と変温動物のように周辺環境に合わせる風通…

https://colife3.com/2566/how_to_create_a_comfortable_environment_with_insulation_and_ventilation
愛媛・松山で自然の 風 を利用する暮らし方-環境を読み、風の道をつくる

自然の風を利用した暮らしするには、その場所の風の流れを把握することが大事です。通常、移住してきた場合、しばらく住んでみないとよくわからないですが、幸いなことに…

https://colife3.com/1911/how-to-create-a-well-ventilated-house-in-local
工務店とハウスメーカーと建築家はなにが違う? 間取りと図面を違い・戦後住宅史を通して | Studio colife3

畳の大きさを基準にした 間取り は、古くからの規格化された工事システムです。室町時代に整いはじめ、江戸時代中期には木割書が流通しはじめます。現代住宅産業もこれを…

https://colife3.com/1195/madori_history_of_the_japanese_housing_industry

参考図書

Book review: 動物が幸せを感じるとき 新しい動物行動学でわかるアニマル・マインド 著:テンプル・グランディン

動物学博士にて、動物の処理施設を設計・監査するコロラド州立大学教授、自閉症の当事者にして、啓蒙活動に従事するテンプル・グランディンの動物と人との関係を見つめ直…

Book review: 利己的な遺伝子、利他的な脳 著:ドナルド・W・パフ 訳:福岡 伸一 | Studio colife3

人は生まれながらにして利他的な行動を取ることができるような脳の仕組みを持っている。最新の脳科学の知見から進化や恋愛や子育て、社会の進歩を交えながら説明してくれ…

1あこがれのプロセスで変わる後悔の質 2片付けからみる個性 3MBTIタイプ別のLDKのかたち・空間デザインの好みの傾向 4MBTI タイプごとの家具レイアウト例 5若いときはスペシャリスト、年を取るとゼネラリスト

マウスオーバーか長押しで説明を表示。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です