気軽に建築VR- How to Meta Quest Sketchup 3D Warehouse & Sketchfab
3D Warehouse での Wikipedia 的な協働
ディテールのみのアップロードもあったりするので、それを使って見たい部分だけモデル化するのも、デジタルデータならではのデータシェアの方法だと思います。Kimbel Art Museumのモデルを見るとそういった傾向が見てとられ、ちょっとしたWikipedia的な状況が生まれていておもしろいです。異なる二つのモデル情報を組み合わせて、新しいモデルが生まれていると思われます。これからも同じように、そこから追加してと、新しい協働が生まれるのでしょう。
図書館などに資料として保存される図面
こうした協働を行う上で図面は欠かせない要素の一つです。図面集や建築雑誌などから拾ってくることが多いと思いますが、古い名建築の場合は図書館や財団などが管理する資料として保存されているケースがあります。建築家に関しての論文などを漁ってみると保存先がどのようなところにあるのかが目星がつくかもしれません。
「Library of congress」もその一つで、アメリカの国立図書館のようなところです。Eamesの自邸やEero Saarinenのミラー邸といったアメリカの名建築の図面がデジタルデータとして保存・公開されています。建築に限らず、様々な文化資料も保存・公開されているので、単純に楽しめます。
3D Warehouseと この図面データを合わせて 細部を作り込むと VR用の3Dモデルが比較的簡単に作成できます(本当は最初から3Dコンテンツとして図書館保存してくれると有難いんですが)。Meta Quest でのゴーグルでの表示とPCやWebアプリ上での表示が若干異なるので、モデリングの際は少し注意して作成すると良いです。そのあたりはこちらの記事をご確認ください。「Sketchup Viewer Meta Quest, How to modeling VR用のモデリングの仕方について」